かめさんの眼:恐竜ってナニ?こんなに違う!

お腹が空いて家まで持てず、飛び込んだ店。なんとかラストオーダーに間に合った。ふ~~セーフ。

今回ご紹介する本は『恐竜・古生物 ビフォーアフター』。化石の新発見やIT技術・遺伝子解析の発達等でかなり様々なことがわかってきた生物の世界。
そもそも恐竜はdinosaurの和訳、恐ろしいトカゲの意味。これを、恐蜥、恐蜴と訳さず恐竜と訳したセンスは大したもの。恐竜の研究は、新発見があるたびに、認識が変わってくる。

私の若い頃は、でっかいトカゲの印象から、朝、起きると日向ぼっこして体を温めてから活動する、とか、卵は産みっぱなしとか。現代の理解では、羽毛に覆われていたり、子育てしたり、集団で狩りをしたり、と随分と変わってきた。とまあ、私たちが昔、学んだ恐竜から、今は、新しい発見などがあり、随分とイメージが変わっているという話。

恐竜好きは、そんなの知ってるとなるし、恐竜に興味ない人は、ハナから読まない。となるとこの本は、私のような、好奇心で何でも手を出してしまう人のために描かれたものか?映画のジュラシックパークが、大ヒットしたように、恐竜には、古今東西、何かロマンを感じるのかもしれない。ユカタン半島に落ちた隕石が恐竜絶滅の理由になるまでの過程も興味深い。

2021.11

『恐竜・古生物 ビフォーアフター』

著者は、サイエンスライター土屋健氏と、いきものイラストレーターのツク之助氏、群馬県の自然や地球の成り立ちを豊富な資料とともに紹介している博物館の群馬県自然史博物館(群馬県富岡市)
出版社はイースト・プレス

かめさん

かめさん

創価大学卒業。学生時代演劇にはまり舞台監督を志す。しかし尊敬する師匠から、舞台監督になるには、まず照明を勉強するようアドバイスを受け、フリーランスとして舞台照明の仕事に携わる。
1985年、有限会社ライトアップを設立。演劇、ダンス、コンサート、イベント、格闘技などの照明を手掛ける。