Stop the warには覚悟が必要だ。

日本経済も悪化!私たちの暮らしにもインパクトが。

値上げの春がコロナ不景気に拍車をかけています。
原油や天然ガスの高騰がこれだけひどいのだから、原材料費、加工費、運送費が値上がるのも仕方が無い。ギリギリまで踏ん張っていた食品業界も値上げに踏み切っています。
さらに、ウクライナへの軍事侵攻とそれに伴うロシアへの制裁は、様々な輸入品のストップや減少を意味し、原材料や部材の高騰が本格化するのはこれからです。

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製紙や建築用木材として用いられているロシアからの輸入製材品はカナダに次いで2位。水産物輸入額は1000億円を超え(農林水産省調べ)、日本全体の約1割。
なかでもカニやサケ・マス、明太子などの原料になるタラの卵などが多く、ウニも含めて国内消費に占める割合が高い。食品加工業、スーパーや飲食店への影響は必至で、私たち消費者にとってもツライ日々が続きそうです。

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ジェトロ(日本貿易振興機構)によると、ロシアからの輸入品はLNG(液化天然ガス)、石炭、化石燃料が上位。特にLNGは輸入全体の約9%をロシアに頼っているのですね。
非鉄金属では、アルミニウムのほか、パラジウム、ニッケルといったレアメタルが含まれています。パラジウムはガソリン車の排ガス浄化触媒に欠かせない素材で、ロシアが世界の産出量の約4割を占めるほど。

というわけで、戦争の長期化は供給の不安定化を招き、様々な産業分野で更なる価格上昇に繋がると考えられます。
一方、制裁による輸出禁止で、半導体などハイテク製品、工作機械など軍事転用可能な品目について打撃をうける日本企業も少なくないと思います。

今、戦争を止めるために覚悟を!

ウクライナへの軍事侵攻で世界はもちろん、日本も大きな打撃を受けることになります。
3年続いたコロナ禍で体力が弱っている日本企業にはダブルパンチです。

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それでも、すでに始まっている新しい働き方や新しい素材の開発、省エネ、再生可能エネルギー、リユースの促進で、私たちは前を向いて、現状を耐えていかねばならないと思います。

それが、この「戦争」を止めることに繋がるからです。
日本のニュースでは「軍事侵攻」という言葉が使われていますが、応戦するウクライナとの戦闘状態はすでに「戦争」だと私は思っています。

ここからは、あえて「戦争」という言葉を使います。

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欧米では、最近のインフレと失業率アップなど経済悪化への不満から、若者達のデモが多発しているというニュースを見ました。

先の見えない不安は誰しもあるのですが、ここで、ロシアへの経済制裁を止めれば、それを財源に戦争は続くのです。傷ついたウクライナの方々、ウクライナの大地を救うためには戦争を終結させるしかないのです。

日本は欧米諸国のように、ウクライナが求める兵器の支援はできません。

私たちにできることは人道支援や生活必需品の支援、そして、最もツライ経済悪化の状況を我慢することだと思います。
本当に戦争を止めたいなら、本当にウクライナの方々に寄り添いたいなら、私たちは痛みを覚悟しなければならないと思うのです。

ウクライナ侵攻当初、デモや署名をし、「平和」を祈る行動をしました。政府の出す経済制裁案も支持しました。
でも、ここまで長期化すると、今度は問われているのです。
真に平和を望む私たちの覚悟を。

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日本は戦争と関わらない77年間で、平和ボケしていたのかもしれません。
戦争の恐ろしさ、辛さ、痛みを知らない国民が増えてしまったのかもしれません。
戦争の止め方も、止める側にも痛みがあることも知りませんでした。私もその一人です。

だから思うのです!物価高騰や経済悪化を嘆くのでは無く、新しい技術や暮らし方、働き方を模索し、前を向き、我慢と忍耐を続け、日本人のできるカタチでこの戦争を一刻も早く終わらせる努力をしたいと!

北米と中国では天候不順が続き、戦闘中のウクライナでは春の作付けができない状態です。今後数年は穀物、油糧種子などの大きな供給不足が想定されています。
ウクライナだけでなく、日本の、世界のために、一人ひとりが今できることをしたいと思います。

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みなさん、想像してみてください。

戦争終結後・・・・
世界はロシアと戦争前の関係に戻れるのでしょうか?
制裁を解除して、何事も無かったかのように友好国交や正常な経済関係を再構築できるのでしょうか?

みなさんは、市民をターゲットにしたロシアの無慈悲な攻撃を記憶から消せますか?
戦争を止めさせるために各国の首脳陣が動き、各国で市民が声を上げ、様々な団体が平和活動を展開しても悲劇が終わらなかった事実を無視できますか?
「自国を守る」という名目と「一等国への復権」というプライドで、国際法をも顧みず、他国に進撃する国と一緒に世界平和を目指せるのでしょうか?

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この戦争は、世界経済の悪化とギリギリの線で保たれていた平和バランスの崩壊、国連や世界機構の能力の限界を浮き彫りにしました。
そして同時に、「ロシアの孤立と衰退」も決定づけたのではないでしょうか。
世界各国の首脳陣には、他国への侵略・侵攻は自国の破滅に繋がることを学んで欲しいと心から願うばかりです。

のんちゃん

のんちゃん

広告代理店を経て、代理店時代の仲間と広告・イベント・販促の企画と制作会社を立ち上げ、日々動き回るアラ60女子。
元気の素は「できるかできないかじゃなくて、ヤルか、ヤラないかだ!」。