退院が決まった!
いよいよ母の退院が決まる。母らしい3月3日。お雛祭りの日。
盛大に祝うことにしよう!
その前に、まずはオムツ対応。
寝たきりとなる母を自宅で看るとなると、重要なのは食事と排泄。
食事は第2弾で書いたように病院にいる間に、きちんと食べられるように回復している。
問題は排泄。2回にわたって、母に協力してもらって、看護師さんからオムツ替えの研修を受ける。2回とも友人も同席してもらい録画を取ってもらったが、1回目の録画を何度見ても、今ひとつわからない。
★★★
子育て経験なし。オムツ替えは友人が赤ちゃんを連れて泊まりに来たときに手伝った程度。赤ちゃんと違って、痩せているとは言え体重37キロ。向きを変えるだけでも一苦労。看護師さんは何ということなしにやれているのに。私、そして、友人もオムツ替え失敗。2度研修を受けて、何度受けてもダメとわかる。あとは実践あるのみ。
退院しても大丈夫?自宅で看れるの?
退院に向けての病院からの申し送りの際、何度も自宅でみるのか、と聞かれる。
・尿意も便意も伝えることができない
・立位を維持できない
・自分で歩けない。車椅子を使っても自走はできない
・言葉は単語だけで、文章での理解がない
・理解度は著しく落ちている
等々
★★★
ケアマネジャーにも、とても心配される。介護器具担当の方も退院ミーティングに出席し、理学療法士に諸々細かく確認してくださり、器具を選んでくださっている。
この二人については、項をあらためて紹介するつもり。ケアマネジャーや介護器具の会社はきちんと選ぶべき。彼女たちは素晴らしい!
★★★
自宅での介護。
確かに、オムツひとつとっても大変とわかる。
しかし、帰宅したいと指折り数えている母を施設に入れる気にはなれない。
仕事もあるが、なんとかなる、との私の超楽観主義で自宅に連れて帰ることにした。
いよいよ戦いだ!仕事も手を抜きたくない!
母も大切にしたい!
お手洗いに連れてってください。
母、いよいよ帰宅。これから、度々お世話になる介護タクシーを使って元気に。
帰宅第一声で、私は腰が抜けるほど驚いてしまう。母の第一声は・・・・
「くりさん、恐れ入りますが、お手洗いに連れて行ってください。」
え〜〜〜っ。尿意も便意も伝えない・・・じゃなかったの?
★★★
病院も、介護タクシーで車椅子での移動となるため、オムツではなく介護パンツを履かせて退院させてくださっていた。
部屋に準備した車椅子を使って、そのままトイレに直行。
何ということでしょう。立っています。立位が保てるってこと?
????
はてな?がいっぱい。
病院での母と自宅での母。どちらが本物?
これからも、母には驚かされるばかり。なかなかの役者、です。